転職を繰り返す薬剤師の9つの特徴|職場環境の悪化→悲惨な末路

悲惨な末路

転職を繰り返してしまうことは非常にリスクが大きいことなので、具体的に説明をしていきたいと思います。

 

薬剤師は他の業界と比べても、転職をしやすい環境だと思います。

特に調剤薬局やドラッグストアの場合は、転職をしても内定をもらいやすいのは事実です。

退職をしてもリスクが少ない業界なので、会社への不満がある場合はすぐに転職を検討してしまう傾向もあるかと思います。

 

逆に今の会社では経験できないような業務などは、転職をすることによってスキルアップをすることができます。

転職をするということは、必ずしも悪いことではないと思います。

私も転職を2度経験をしていますが、転職をしたことで視野を広げることができたと思います。

ずっと同じ会社で働いているよりも、他社を経験されている薬剤師の方が色々な環境に適応しやすいのかなとも思っています。

 

転職を繰り返すデメリットとしては、書類選考が通りにくかったり、待遇面が悪くなることはあると思います。

私は薬剤師の採用もしていますが、会社としては長期で働いてもらえる人材を求めていますので、転職を繰り返している場合は警戒をしてしまうのは事実です。

転職が多い=人間性に問題があるのか?と捉えてしまうこともありますので、できるだけ転職は失敗しないようにしていく必要はあると思います。

 

今回は転職を繰り返しやすい薬剤師の9つの特徴についてまとめました。

 

転職を繰り返す薬剤師の特徴

①新しいことに挑戦したくなる

今の会社で経験することが難しい場合に、転職を考えることがあります。

たとえば在宅業務を経験したいや大学病院の処方を学びたいなど、転職をすることですぐに実現できる場合もあります。

私もですが、熱しやすく冷めやすい性格の人は転職をしやすい傾向があると思います。

 

②社内の人間関係に適応できない

調剤薬局の場合は調剤室も狭いので、人間関係が上手くいかないと職場環境も悪くなります。

上司とのコミュニケーションが取れない場合は、異動や転職を繰り返すことがあります。

個人のコミュニケーション力を強化していかないと、転職を繰り返してしまうと思います。

 

③社内の異動が多い

大手の調剤薬局だと社内異動が多いので、転職をする方が多いです。

1年以上同じ店舗で働けない会社もあるので、地域に密着した薬局で働きたい方は転職を考えることがあります。

異動をすることで多くの処方に関わることはできますが、1年以上は店舗にいないとスキルが磨きにくいこともあると思います。

 

④給与が上がらない

会社によっては年収が上がりにくかったり、賞与を減らされることはあると思います。

給与が上がるということよりも、自分がやっていることに対する評価が給与に反映されているのかが重要になってきます。

自分のスキルをしっかりと高めていかないと、今後も厳しい状況は続くと思います。

 

⑤やりたいことが明確化されていない

そもそも自分が仕事を通して何をしたいのかが明確でないことがあります。

目標やキャリアプランがない場合は、困難に遭遇すると転職をしやすくなります。

 

⑥現状以上のキャリアを求めていない

今の会社では管理者になりたくないという場合は、転職を考えることがあります。

この項目は、最近特に多いような気がします。

管理職を目指したくないのであれば目標を作ることはできないので、やりがいもなくなってしまうと思います。

 

⑦残業が多く休みも少ない

有給を取得しにくい会社は多いと思います。

ライフワークバランスを求めるスタッフも多いので、自分の時間が作れない場合は転職をすることも考えます。

できるだけ自宅から近い店舗の多い会社を選ぶことがあります。

 

⑧自己評価(プライド)が高い

プライドの高い薬剤師は、20代前半で転職することが多いです。

私も新卒で入社して1年くらいで転職をしましたが、「こんな仕事をするために薬剤師になったわけではない」などの不満を感じながら仕事をしていました。

自己評価が高すぎていたので、誰でもできるような雑務を積極的に引き受ける力が足りなかったと反省しています。

 

⑨会社への理想が高い

給与が高い・残業がない・風通しの良い職場などの求めていることが多すぎると、現実とのギャップが乖離してしまうので、転職をしてしまう傾向があります。

自分の求めていることのすべてが存在している職場というものは、実際には存在しないと思いますので、特に譲れないことなどを絞るのも大事だと思います。

 

転職を繰り返すことのデメリットについて

転職を繰り返すことについてはメリットよりもデメリットの方が大きいこともありますので、デメリットについてまとめました。

 

①転職が多すぎると採用面接時の印象は悪くなる

前向きな転職であれば問題はありませんが、前職への不満での転職だとあまり良い印象にはなりにくいのは事実です。

もちろん前職での会社の問題があることに対しては理解できますが、批判が強すぎると自社でも批判をしてしまうのではないかと考えてしまいますので、転職理由については慎重に説明をする必要があると思います。

 

②今までのキャリアがリセットされてしまう

短い期間で転職を繰り返すと、キャリアアップには繋がりにくいです。

今まで頑張ってきたことがリセットされてしまうことも考えておくべきだと思います。

3年後や5年後に求められる仕事もありますので、短期間での仕事については経験としては判断しにくいと思います。

3年や5年単位で働いてみることも大事なことだと思います。

 

 

転職を繰り返す人の末路について

転職を繰り返すとどのような方向に進むのかについて説明します。

結論としては、転職を繰り返すと職場環境はどんどん悪化していくと思います。

 

私は転職が多い方とも面接をすることがありますが、ほとんどの方が同じような方向に進んでいます。

転職の目的によって方向性は変わってきますが、悪化していくことは間違いないと思います。

 

給与面での転職を考えている場合は、職場環境は悪化していく方向になります。

働きやすさを求めて転職を考えている場合は、他にもライバルはいますので転職が多いと採用されにくくなると思います。

 

一番多いのは、目的がよくわからない転職だと思います。

本当に転職をする必要があるのかを、しっかりと自己分析をすることが重要だと思います。

目的をもって転職をしなければ、また繰り返し転職をしてしまうと思います。

 

転職を繰り返さない方法

転職を繰り返さないためには、自己分析することが大切です。

気持ちが沈んでしまう時もあると思いますが、まずは現状分析をする必要があります。

転職については目的をしっかりと持っていないと、転職先でも苦労してしまうと思います。

あなたの「目的」や「将来のビジョン」を明確にすることができれば、無駄な転職を繰り返すことはなくなると思います。

 

「将来のビジョン」については、急いで転職をしなくても今の職場でもできることはあると思います。

無駄な転職をしてしまうと今後のキャリアにも影響することはあると思うので、焦りすぎないことも大事です。

他の人の意見ではなく、あなたが転職をして何をしていきたいのかをしっかりと固めてから転職をすると、方向性が見えやすくなると思います。